東海林です。息子がいます。今年6歳、幼稚園の年長さん。今日、盆踊り大会という幼稚園の行事がありました。いま小学二年生のお姉ちゃんも同じ幼稚園だったので、この行事も今年で5年め、そしてついに最後の参加でした。
みんなで盆踊りをして、それがひととおり終わると花火大会になります。幼稚園でやる内容としてはかなり充実していて、毎年感動します。この花火は、きっと間近で見る初めての花火になる子もたくさんいるだろうと思います。迫力もかなりあって、泣いちゃう子もいます。うちも初めての花火はここで、やはり泣いたりビビってたりしていました。
毎年最後にやる花火は長い時間火花が出続けるもので、そこでその花火を見ながらみんなで歌います。園児全員、大声で。もちろん自分の子供も歌います。ここであらためて毎年毎年すげえ感動します。それが終わると、担任の先生からロウソクに火がついた提灯を受け取って帰ります。
提灯を持っての帰り道、子供たちはまだ興奮してるんじゃないかと思います。親もやっぱり興奮してると思います。小さい頃の花火、火薬の匂い、夜の雰囲気、あのなんともいえない特別な気持ちを思い出してしまうから。子供たちはそれを経験して、親はそれを思い出す。親は子供に経験させてると言うこともできるかも知れないけど、それよりもっと新しく経験させてもらってる感じがします。何倍にもなって返ってきた感じというか。
僕は今プログラムを書く仕事をしています。初めてのプログラムは、おそらく苫小牧の青少年科学館で人差し指だけで写経した、黒い画面に赤い丸を描画するだけのBASICだったと思います。でもあの衝撃。その衝撃は今も新しい形で続いています。プログラムを書くという仕事は、何かを作り出すという事は本当に衝撃の連続です。初めて作ったゲーム、初めて書いたエクセルのマクロ、初めて作ったiPhoneアプリ、初めて作ったLispインタプリタ。簡単じゃない時もあるけど、できた時の衝撃は同じように続いています。
MaBeeeというプロダクト。簡単にいうとBLE電池ケースです。僕はこのプロダクトのソフトウェアを、出来るだけ簡単に、出来るだけオープンにして行こうと考えています。もしかしたら、いつかこれが誰かの、初めて電波を使ったプログラム、初めて物理的な何かを動かしたプログラム、そういうなにかになるかもしれない。それはきっと盆踊り大会と同じように何倍にもなって返ってくると思うからです。
とか言うと開発タスクが溢れてる問題が気になりますが、MaBeee SDKについて。iOSはあとサンプルを増やせばリリースできそう。MacとLinuxはそれっぽいのが動くところまで。Android, Windows, あとScratchとかもどうやったらいいの?という感じだけどもやる気。がんばりますので少しお待ちください!!!